皆さんお医者さんに行くときはどんなときでしょう?そしてお医者さんに何を求めるでしょう?
調子の悪いところを診てもらい、最終的に治る方法(処方箋)を教えてもらい、もしくは治療までお願いする。これと同じ様なことを、患者を「地球」に置き換えてやっているのが、我々の仕事です。
- ▼地質調査のお仕事は、地球のお医者さん
- 1.どうして調査が必要なの?
2.まずはじめに
3.次々工程
4.沈下修正工事
1.どうして調査が必要なの?
日本という国の地盤・地質の特色を思い出して下さい。
・世界中の地震の約20%が日本で発生しています。
※1990年から2000年までの世界の地震の震央分布図などでは顕著に確認できます。
・断層が多数存在し、色々な方向から押され、揉まれている特異な場所です。
※当然地震の多い箇所、少ない箇所があります。しかし先の阪神・淡路大地震(1995)など長い間地震の経験の無かった地域でも地震は発生します。
・地盤にも体質や癖がある。
※一見地表面からは同じに見える地面でも、場所によっては昔海底だった箇所・川が流れていた箇所・砂利の場所から粘土質など様々です。これは地震の際の揺れの大きさにも影響を出します。
2.まずはじめに
最近の戸建住宅では、宅地としてあまり適さない地盤に立てられるケースが増えてきています。
基礎や建物の変状は、住宅の施工不良によるものを除けば、宅地造成前の地形地質及びそれらに対する盛土の施工状態に起因して発生する場合が多くを占めています。
地盤調査においては、現場付近の地盤資料、現場踏査などで旧地形を把握し、調査計画を立てることが重要となります。事前調査では、周辺環境や地盤概況を知ることによって、「基礎の設計」「施工上の問題点」を把握します。事前調査には資料調査と現地調査があります。資料調査は、地形図・古地図などの地図類・地質図・地盤図・地質解説書などの書籍、敷地周辺の既存の地盤調査報告書、災害記録などを集め、敷地及びその周辺の地形・地質条件を調べ、建築物の支持地盤としての性状を大略的に把握することである。
3.お医者さんと一緒?
お医者さんに行けば、色々検査をし診断し、悪いところがあれば治します。
これは我々地質コンサルタントも同じです。
人それぞれに体質が違うように、地盤・地質にも様々な特徴が存在します。
都市部が集中する平野部に宅地可能な土地も少なくなり、より一層複雑な地形に建造物を建設する機会も増えてきました。
例えば市街地に高層ビル(高層住宅)を建造することになった場合、基礎の設計を起こす前に地盤の固さや地震時の揺れに対する性質などを調べます。
また、トンネル工事の場合、対象の山の岩盤(岩石)が硬いのか・脆いのかを調べたり、地下水が多いのか・少ないのかなどを確認します。
4.その他、沈下修正工事
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